リハビリ医療相談会報告
「リハビリ医療・相談会」が2月18日(日)に尼崎市立すこやかプラザ多目的ホールで開催されました。
参加された方からそれぞれ、小里先生にリハビリについて相談をし、その内容について先生が応えていくという形で進められました。
その中で、先生がお話しされた、いくつかの重要なポイントを紹介します。
1)リハビリについての考え方を変えていくこと
・今までは、医療側がメニューを考えて実施していた。
そうではなく、患者側がリハビリに何を望んでいるか
その要望を聞いてこれに応えていかなくてはならない。
・回復期から慢性期に至る間のリハビリだけでなく生活リハの重要性と予防としてのリハビリが必要であること。
2)リハビリ効果について
・医療、介護等の制度がリハビリの壁になっている。
・薬と違ってリハビリは結果が出にくく、効果が出し切れていないことがある。
・リハビリ後の効果は2日は持つが筋肉に関しては3日以上あけると効果は0に戻る。
したがって、続けることが大事で、そのためには、効果目標の設定が大切になる。
また、定期的に効果を数字で表す効果判定も大切であること。
リハビリは続けていくことで必ず変わっていく。
3)リハビリを続けるために
・運動(リハビリ)をしないといけない環境を作る。
一人で継続することが難しいのであれば、仲間とする。(できれば家族でなく第三者が望ましい。)
・食事、栄養の摂取があっての運動(リハビリ)であること。
その他、いろいろな意見が出され、終始和やかな雰囲気で会が進められました。
先生からの貴重なお話に我々参加者も大変勉強になりました。
今後とも、こうしたリハビリ医療相談会を続けて行くことが大切であると確認できました。
後になりましたが、小里英明先生の略歴を申し上げます。
神戸大学 医療技術短期大学 理学療法学科を卒業され、現在医療法人旭会園田病院リハビリ科 科長として在籍されておられます。
小里先生心に残るソフトなお話し、有難うございました。
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